素敵なお話
素敵なお話を紹介します。
ピッコロの子ども達が遊んでいる所は穴だらけ。
石もコロコロ転がっている。
先生は言った。
「穴が空いててもそれを避けてこけないように
子ども達は自分たちで考えるようになります」
まさに、人生とはそういうもんやもんね~。
ぼこぼこの遊び場に石が丸く置かれているところがある。
それは、ヘビや虫やカエルや鳥達のお墓。
ピッコロについていきなり、そのお墓を踏んでしまうくらい、
注意して見ないと気付かないお墓がある。
あるお母さんが教えてくれた。
「私は子ども達が作ったお墓に気付かず、
その上にブルーシートを引いて、
フリーマーケットをしたことがあったんです。
帰る時にそれに気付いたんです。
子供達が作ったお墓の上に座ってしまっていた事を・・・。
夜、申し訳なくなって、子どもに謝ったんです。
「ごめんね、お母さん、
お墓の上に座ってしまって、ごめんね」って。
すると息子が言うです。
「違う!」
「???、何が違うの?」って聞くと息子は
「謝るのは僕達にじゃなくて、鳥さんやへびさん達にでしょ」って。
「はっ」っとしてそうだねって
次の日、みんなにも謝りたくて、
朝の会で時間をとってもらいみんなの前でお墓の前で
昨日はお墓の上に座ってしまってごめんなさいって
謝らせてもらったんです。
すると、一人の子どもが私にこう言ったんです。
「そこに、お墓があるのを気付かなかったの?」
「うん、ごめんね」って私は謝りました。
すると、子ども達が次々に言うのです。
「僕達がここにお墓があるよって教えてあげれば良かったんだね」
「わたしも気付いてたのに、言わなくてごめんね」
私はみんなに責められると思っていたのに、
みんなが私を許し、さらにごめんねってあやまるんです。
私は子ども達のやさしさや大きさに涙が止まりませんでした。
私はいつも勝手に自分で決めつけて、それを注意してたのに、
子ども達は違いました。
そんな子ども達の心を育ててくれるのがピッコロなんです
そうお母さんが教えてくれた。
こんな命が育つ保育園や幼稚園を
みんなでサポートしてゆく流れを作りたい・・。